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3月11日 地震当日(2)東京へ向かう

 東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈り、わが心、神の無限の愛、仏の四無量心と一体となり、被災された方々の苦悩が除かれ楽が与えられ、自然との大調和のうちに復興が進められるよう祈念いたします


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 地震当日、私は群馬県の北部、弟が運転する自動車の助手席にいた。
 揺れを感じ、すぐに路側帯に車を停め、揺れが収まるのを待って、再び自動車を走らせた。

 すぐに自動車用品店の大きな駐車場に車を停めたが、そこで2度目の大きな揺れ。
 乗っている自動車が波をうつように上下に、そして左右に揺れた。

 尋常ではない揺れに、相当大きな地震だと感じたので、すぐに携帯電話のWEBサイトを利用し、
確認したら、宮城県が震度7だという。
 「宮城で震度7で、ここがこれだけ揺れたということは、東京は大変なことになっているんじゃないか??」

 弟がカーナビをテレビに切り替えると、津波警報が出されているニュースが流れている。東京はどうなった?勤務先である本部の建物は?自分の住んでいる寮は?
 何しろ築何十年も経っている。皆大丈夫だろうか?

 しかし、携帯電話はすぐに通信規制がかかっているのか、つながらない。また携帯電話によるWEB接続もなかなかつながりにくくなっていた。

 調べているうちに、高速道路が全線通行止めになっていることがわかった。
 「これは、一般道路で帰るしか方法がない」弟が言った。
 東京へは高速道路を使えば約180キロ。遠い距離ではない。しかし一般道路で帰ると、どれぐらいかかるだろうか?
 この時は、とにかく早く東京に帰ろう、夜には着くだろう、夕食はどうしよう、と考えるぐらい、まだ事の深刻さを把握していなかった。
 そのことに気づくのは、家電量販店に立ち寄った時だった。
 私の携帯電話のバッテリーが、残り少なくなっていた。この先携帯電話は連絡を取るにもインターネットを利用するにも重要なので、バッテリーを充電する必要があった。
 そこで、自動車のシガーライターソケットに差し込む充電器をすぐに購入しようと、弟に立ち寄るように頼んだのだった。
 店内に入って、テレビの売り場に近づくと、一面に大津波が映し出されていた。今まさに、リアルタイムで、津波が、家や自動車を押し流している光景を見たのだった。

 これは、とてつもないことになっている!すごい地震だ。その時、今回の地震の大きさを初めて感じたのだった。
 ますます東京がどうなっているのか、勤務先が、自宅が、どうなっているのかが気になった。早く帰らねば。
 帰巣本能のようなものが働いていたのかわからないが、とにかく早く帰らねば、という気持ちでいっぱいになった。
 振り返ると、家族皆が自動車から降りて、店内に入ってきた。この日に、妻と1歳になる娘と、そして弟の家族が、皆同じ場所にいたことはとてもありがたかった。
 緊急時、真っ先に心配するのは家族の安否である。また、幼い乳児を抱えていると、いざという時に大変だが、この日に限って、両家族ともそろっていた。大変心強い思いがした。
 神様が導いてくださっているから大丈夫、そう思えたのだった。

 「とにかく、これからどうするか、一度落ち着いて考えよう。こんな時はあわてて動かない方がいい。もう少ししっかり情報を得よう」そう言って、隣接しているファーストフード店に入って、携帯電話で情報収集しながら、話し合った。
 すでにここまで自動車は1時間以上走っていたので、5歳になる弟の子供と、1歳で歩くのが楽しくてしょうがない時期にさしかかった私の娘を少し運動させる必要もあった。

 「高速道路が通行止めだし、一般道路で帰るしかない。東京に向かうしかないやろう?」と弟。
 「東京に帰っても大丈夫か?大きな余震も気にかかる・・・」
 「とにかく、峠が一つある。雪がまだちらついているから、そこだけは越えておこう」

 かくして、東京への道を一般道路で向かうことになったのであった。

 
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