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インドネシア看護師が被災地行きを志願した話

先日、テレビを見ていたら、インドネシアから来て、試験を受け、
日本の看護師資格を取得したスワルティさんが、合格した記者会見で、
突然、
「どうか、被災地へ行かせてください。お願いします。お手伝いさせてください」
と涙ながらに訴え、避難所で医療活動に従事する話を、放送していた。

 地震直後、多くの外国人が帰国する中、日本に残るどころか、
余震が続く被災地へ志願したのだ。
 その記事が新聞に掲載されていた。
 
「看護師国家試験合格 インドネシアのスワルティさん被災地へ」

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今春、看護師国家試験に合格し、姫路赤十字病院(姫路市下手野)で勤務するインドネシア国籍のスワルティさん(32)が、24日から東日本大震災の被災地、岩手県山田町の避難所に派遣される。2004年に母国で発生したスマトラ沖地震で、日本の医療関係者から受けた支援の恩返しをしたいと、自ら希望した。「当時、被災地で医療活動に従事した経験を生かし、被災した人たちを支えたい」と意欲を見せる。

 スワルティさんは、日本との経済連携協定(EPA)に基づいて08年に来日。母国でも首都ジャカルタ市近くにある病院の集中治療室などで約6年間、働いた経験がある。

 死者、行方不明者が22万人以上になったスマトラ沖地震の発生直後、スワルティさんは小学校の敷地に張った仮設テントで被災者の血圧を測ったり、点滴を打ったりしたほか、心のケアにも携わった。日本の医療関係者が入り、救援物資も送られてきたことを報道で知り、日本で看護師を目指すきっかけになった。

 東日本大震災の発生後、被災地の惨状が、当時の母国の様子と重なった。「すぐに行きたい」と思ったが、日本国内ではまだ看護師資格がない。はやる気持ちを抑え、2月に受けた試験の結果発表を待ち続けた。発生から2週間後の3月25日、合格の報が届いた。外国人の合格は全国で16人、県内ではわずか2人の難関だった。

 現在は新生児集中治療室で働く。病院から派遣される整形外科医ら8人チームの一員として28日まで現地入りし、慢性疾患の人らの体調管理などを行う。福島第1原発事故で外国人の出国が相次いでいるが、イスラム教徒のスワルティさんは「私は神様の意志で活動しているので怖くない。日本人の家族として、日本をお手伝いする」と話す。

(青山真由美)

【特集】東日本大震災

(2011/04/23 08:10)

神戸新聞より

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この記事では、これから被災地へ出発するところまで書かれているが、
テレビでは実際に避難所で、一人一人と向き合うスワルティさんが映し出された。

「医療の業務も大事だけど、心のケアもとても大事だと思う」

被災者に寄り添い、手をとり、ともに涙する。

とても上手な日本語を話すのに、被災者との会話に
「発音が悪かったら、聞き取れないのでは?」
と、とても相手を気遣っている。

彼女は熱心なイスラム教徒で、避難所で活動に従事しているときも、
お祈りを欠かさない。

 一人の老婦人との会話で
老婦人「本当に、いのちが助かっただけで、ありがたいです」
スワルティさん「神様が守っているから大丈夫ですよ。神様のおかげですね」
老婦人「そうね、神様の・・・神仏の、神様仏様のおかげね・・・ありがたい」

二人とも合掌して話していた。
仏様、というのは、イスラム教にとって異教であろう。
しかし、スワルティさんは、老婦人の「仏様」という言葉に一つもひっかかることなく、
「そう、そう」とともに合掌していたのだった。

 私が信仰する「生長の家」の教えの中心の一つが「万教帰一」で、
「すべての教えの中心は一つ」という意味だが、私たちはイスラム教についても学んだ。
 世間一般でイメージされているような巾の狭い、原理主義的、狂信的なものではなく、
実は、大変寛容な教えであるということがわかった。

 スワルティさんの笑顔に、そのことをあらためて思ったのだった。

 そういえば、マザー・テレサはカトリックだったが、「死を待つ人の家」で、今、死に行く人々を看取る時、
マザー・テレサは必ずその人の宗教を聞き、亡くなった後は、その宗教の作法にしたがって、葬儀を行ったという。

 そのことを思い出した。

 真理の真髄は皆一つだとあらためて思う。

 涙を流し、「日本に恩返しがしたい」と自ら被災地を志願し、活動したスワルティさん。

 私も災害ボランティア活動で、被災地へ行ったが、遠くからではわからないことがたくさんある。

 これからも続く被災地の復興。私たちにできることは、まだまだあるのだ。 
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テーマ : ボランティア - ジャンル : 福祉・ボランティア

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